前回、三越の前身「越後屋」の話をしましたね
今日は、もう一方の雄「白木屋」(しろきや)です
■■白木屋■■
寛文2年(1662)年、越後屋より11年早く創業です。
初代は大村彦太郎。
近江(滋賀県)の出身です。
ピコ太郎じゃなく彦太郎。
ある信念を強く持っています
「商いは高利を取らず、正直によきものを売れ。末は繁盛」
商売は結局のところ、品質と信頼が大事ということでしょう。
ある日、番頭が新しく仕入れる予定の反物を彦太郎に見せに行きました
派手で、良い手触りの反物。
これなら、越後屋でも扱ってませんよ
彦太郎は布を吟味してすぐに
一見良さそ
連載:江戸東京2