天声人語も時にはつまらぬ。
異常を正常のように書くのだから。
ストーカーというからには、心理学的に異常。
「少ししつこい」ていどなら、しつこくなくなって元にもどる可能性があり、心理学的には正常の範囲である。
しかし、天声人語はストーカーを正常のように書く。
『ゆがんだ思いの果てに』のテーマは、一級品ストーリーの主人公ストーカーに華やかなスポットライトをあてたよう。
「誰もが加害、あるいは被害の当事者になりうる」とあるのも正常者として書いている。
「誰もが」異常な加害者に「なりうる」ものではない。
この社会の多くは正常人であり、「やけのやんぱち」で