ケント・ギルバートに見るオルト・ライトが蔓延る日本

米国は今、トランプの最後の砦と言えるオルト・ライトと言われる新興の右翼勢力と、それに対するカウンター勢力との対立によって国論が分かれている。

 新興と言っても主張に新たらしいものが有るわけでも、新たな思想があるのでもなく、単なる排外主義・民族主義・人種差別主義に過ぎない。公には淘汰されるべき悪しき米国のアンシャン・レジームであるが、実際には自分と違った人々を否定する事でしか拠り所を見いだせない哀れな人間は多く、完全に淘汰される事は難しい様だ。

 更に問題を難しくしているのは、その「公」には淘汰されるべき旧態依然とした勢力を、「公」の最たるものである大