「東京から消えて行く稲田の写真を撮りに行く」

東京都の昔の西多摩郡、北多摩郡、南多摩郡には、1970年頃まで、あちこちに稲田が広がっていたものです。日野、八王子、青梅などには稲田が一面にあったのです。
しかし高度成長とともに次第に姿を消しました。田畑は宅地に変わってしまいます。現在は町田市の都立小山田緑地公園のそばの谷地に稲田が少しあるばかりです。
少し遠方ですが、多摩丘陵幹線道路を根気よく走り、稲田の写真を撮ってきました。
青田を見ると幸せな気持ちになります。昔、疎開した東北の農村の夏や、生まれ育った仙台市の郊外の稲の香りなどを思い出します。
緑の葉が繁っている田、白い花をつけた田、小さな稲穂を付