白崎謙太郎著、「小網代ヨット史」とヨット係留に反対の漁村文化

白崎謙太郎著の「小網代ヨット史」には戦後の日本の外洋ヨットの歴史が克明に書いてあります。この本を要約すると次のような項目になります。
(1)イギリス海軍退役中佐のA.A.マッケンジーが外洋ヨットの取り扱い方や外洋ヨットレースのルールなどを教えてくれた戦後黎明期の歴史が精確に書いてある。
(2)渡辺修治、福永昭などが小網代湾でヨットクラブ、「小網代フリート」を結成し、それが現在の「小網代ヨットクラブ」に発展した歴史が客観的に描いてある。
(3)日本の伝統的漁村文化を背負った漁師たちと根気よく話し合い、円満にヨット用係留地と倶楽部ハウスを作った経緯が詳しく書