女学生の友が愛読書でした
感傷的な少女でした



シモーヌ 僕は好きだよ 落ち葉ふむ足音
さくさくさくと 君と一緒に森のなか
小さな道も何もかも 多い尽くした葉っぱの世界


シモーヌ 僕は好きだよ 落ち葉ふむ足音
色はやさしく 姿はかなしい
どうかお願い 死んだ葉っぱと呼ばないで


シモーヌ 君は好きかな 落ち葉ふむ足音
はらはらはらと 小鳥の羽が舞い落ちる
ゆうぐれどきの風が吹き 小さく泣いた葉っぱたち


シモーヌ 君は好きかな 落ち葉ふむ足音
さあ 肩組んで歩こう 僕らもいつか落ち葉になるけど
さあ 寄り添って歩こう もうすぐ夜がやってくるか