リトミシュル城の各部屋の説明を受けながら、壁に掛った肖像画の人物を見て回った。
　緑の部屋に掛っていた肖像画の人物、「この方がビール製造を始めた城主」と名前も言われたが、録音を再生しても音が小さくてよく聞き取れない。
　次の青の部屋の肖像画は、「カサノヴァを図書館の司書として招かれた方」とガイドが紹介していた。
　ヨーゼフ・カール・フォン・ヴァレンシュタイン（ヴァルトシュタインとも称した）がこの人であり、弟のフェルディナント・エルンスト・ヴァルトシュタイン伯爵は、自らもピアノの名手であったとも言われ、ベートーヴェンをハイドンに紹介したのもこの伯爵で、ベー