いよいよ組織的な制裁が行われなければ健全化は困難な状態に常態化している 日本の大きな組織企業。
名古屋市のリニア中央新幹線建設工事で、大林組が受注を見送るよう他社に働きかけていた疑いが浮上した。
「10年前に痛い目を見たのに、また名古屋か」。
大林組OBは嘆息する。
平成19年に名古屋市発注の地下鉄工事をめぐる談合事件でも、大林組が入札で受注調整を取り仕切っていたためだ。
東京地検特捜部はスーパーゼネコンの旧態依然とした入札不正体質に切り込み、全容解明を進める。
大林組などの共同企業体(JV)が工事を手がける「名城非常口」新設工