微妙な窓越し。

少し風が冷たい午後、日当たりは良かったが、外にテーブルは一寸遠慮して置こうと、フルウインドーに面したカウンターに就いたところ、大きなガラス越しに目の前のテーブルに就いた女性、店内から持ち出したトーストサンドとコ―フィーをテーブルに置く、バッグの中から煙草のパックとライターをその脇に置く、内と外。
残念ながら老人の私の存在は気にならないらしく、やおらサンドイッチにかぶりつく。

店内にも喫煙室は有るのに、煙草を吸うために外のテーブルは寒かろうにと思いながら見守った。

やがて、後輩らしい女性が到着、先の女性から紙幣を渡され、自分の飲み物等を注文に厨房へ。