句日記「百万遍」

12月22日(金) 曇りのち晴

一陽の 来復祈る 薬師さま

わが家も 里俗にならひ 冬至の日

精進は 妻の為なる 冬至かな

南京を かねて取り置く 冬至の日

もの一つ こと一つある 冬至の日

こと為して 閻魔さまにも 冬至の湯

当たり前を 当たり前通り 冬至宿

橙の 皮と種まで 冬至風呂

何食うも 天地明察 冬至来る

少なからず もみぢを残す ポプラの樹

何ゆゑに 雪ばんば吹く 為治魔地蔵

木の葉ほれ 未ださざめく 文殊院

後味の よさにひかれて 蕪汁

いづれにせよ 消費期限の 年賀状

風信は 書かねば来ぬぞ 年賀状 

カテゴリ:日常・住まい