光免疫療法/近赤外線で治療 がんセンター3月から治験へ/がん細胞をピンポイントで攻撃出来て、副作用が少ない上、対象となるがんも幅広い

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 以下は、「がん細胞表面のたんぱく質に結びつく「抗体」に、近赤外光に依って反応を起こす化学物質を付着させて、患者に注射。患部に近赤外光を当てると化学物質が反応して、がん細胞の細胞膜を傷つけて死滅させる」と云う、新規のがん治療法の治験が3月から国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)で開始すると云う報告だ。(添付図1参照)

 米国での治験は、2015年に始まった。従来の治療で治らず再発した舌がん、咽頭(いんとう)がん等の頭頸部がん患者を対象に実施した結果、安全性が確認され、効果を調べる段階に進んでいる。公表データに依ると、計15人の