美人は読まないで-美人税


男性が払うのだ。
美人を恋人にした、妻にした男性が納める税。

先ず、気苦労の税。
出かける先々で他の男の目が光る。
「いい女とやらしく見る通りすがりの男の顔つきがいやだ」と「新婚さんいらっしゃい」に出演した夫がいった。
いっしょに出かけなくても、美人妻には男の多くが嫌らしい目をむけるので、離れて仕事する夫は「気分すぐれぬ税」おさめ、なかには変な振るまいしでかす奴もいるかと「気をもむ税」もある。
この美人税を払うは夫。

次は労働の税。
一般論だが、ちゃほや育てられた美人は家事労働が苦手。
箱入り娘なぞが結婚し、電気の玉ひとつ替えられず、釘一本も打てず