月の満ち欠け No.7 −ゴミ屋敷からの脱出 その4−

【ゴミ屋敷からの脱出】

これを語る上で欠かせない人がいる。

発達障害支援センターの相談員・精神保健福祉士の木野さん(仮名)だ。

40歳を過ぎて発達障害と診断された私は、市からの委託機関である【発達障害者支援センター】を訪ねた。

迎えてくれた木野さんは20代後半・知的で小柄でロングヘアーのとても美しい女性だった。

私は自分の人生をブチまけた。大泣きし鼻水を垂れ流し…『理路整然と』からは程遠い状態で。

木野さんは時々お茶を入れ替えてくれながら、3時間以上も私の話を聞いてくれた。

(後で知ったことだが、こんなことは普通は無い。市の委託機関…つまり