歴史ミステリー家光の恋

「女性嫌い」で有名だった徳川三代将軍家光。
大正時代帝劇で上演された家光の初恋、随分好評だったら
しい。
家光が母お江与の方の侍女、古五の局に恋をし、夜な夜な
般若の面をして、大奥に通ったという事件である。
妖怪が出るという噂になり、当然お江与の方にも報告された。
「それはおなごに通う男であろう」ということで番人が
つけられた。
大奥は後になり、将軍以外出入りできぬようされたが
この当時はまだ忍び込めたのだろう!
家光は母に頭があがらず、通うのをやめたが、すでに
古五の局は懐妊しており、それをお江与の方に報告
するものがいて、家光はピンチになった。
三代