12、オロモウツの「聖三位一体の碑」

ヴァーツラフの丘からそぞろ下って、共和国広場を通って旧市街の中心に向かった。
 その広場に「トリトンの噴水」があった。配られた地図を見ると街のあちこちに噴水があることが分かる。
 ヴァーツラフ大聖堂内にポーランド出身の聖職者ヤン・サルカンダーの像があったが、一時、チェコとポーランドとの関係が険悪になって一触即発の危機に及んだ際に、その仲介役を担い、両者を説得して戦争の惨禍から町を救ったとして聖人に叙せられている。
 当時、ポーランドのスパイだとの誹謗もあったが、その後、オロモウツがひどい旱魃になった時に、3日間ヴァーツラフ大聖堂で祈り続けたことにより、市