忘れられない3月10日;東京大空襲

2018年3月10日(日)
 70ウン年前,私は信州田舎の旧制中学1年生になった年のこと.
 農繁期になると,連日,出征兵士の家に派遣されて農業の手伝いをしていた.そして学校では教練,柔道,剣道…先生が赤紙一枚で徴兵されてしまい,まともな授業などほとんどなかった.
 東部軍管区情報(後に東部防空情報)とやらで敵機襲来が告げられる.校庭を掘って作った防空壕に飛び込んで,空襲警報が解除されるまで,ジッとしていた.その内に何時も空襲を受けるようになり,戦争末期には,空襲警報が鳴らないのに上空をB29や艦載機が飛んでくるようになった.日光をピカピカ反射させながら