この世界の片隅にを見て

冬の記憶昭和9年1月、小学生のすずは海苔を届けるお使いで中島本町に行く途中、「ばけもん」にさらわれる。
すずは、ばけもんの背中の籠の中で少年・周作と出会う。すずは機転をきかせ、ばけもんを眠らせて周作と逃げ出す。それは夢とも現実ともつかない出来事だった。大潮の頃昭和10年8月、すず一家は、草津の祖母の家を訪ねる。すずが昼寝から目を覚ますと、天井から降りてきた見知らぬ少女がすいかの皮を手に取っていた。すずは新しいすいかを持ってくるが、少女の姿は消えていた。
兄の要一は座敷童子を見たのではないかと言う。波のうさぎ昭和13年2月、すずは同じ組の乱暴者・水原哲に鉛