ブナ純林大瑠璃のこゑさきざきに 中戸川朝人
シートベルトして大瑠璃なり遠く 市野記余子
瑠璃鳥を見る碧の木の間に アロマ
山葵咲く懸崖づたひ瑠璃鳥一羽 橋本鶏二
山暮るるまで白樺に小瑠璃鳴く 石原栄子
小瑠璃鳴き胡桃も冷えしヨーグルト 澤田 緑生
神の山瑠璃鳥に風引きしまる 目貫るり子
大瑠璃の声聞く窓を開け放ち 山口ひろし
朝靄の山に立ちこめ小瑠璃鳴く 雨宮美智子
瑠璃鳥の硝子のモチーフペンダント アロマ
嘴上げて唄ふ瑠璃鳥軽井沢 伊藤敬子
瑠璃鳴くや日当りながら山の雨 鵜飼登美子