連載:憲法

憲法記念日を前に

国会空転、見えぬ出口 森友・加計、首相は型どおり答弁

間もなく71回目の憲法記念日を迎える。
昨年のこの日には、首相の安倍晋三がビデオメッセージを発信して、2020年には新しい憲法改正案を施行するといっていた。それで改憲についての国民的議論を高めていかなければならないと言っているけれども、少しもその議論が高まっていかない。
それは何故かというと、憲法記念日を挟んで、10日余りを祝日にされている。その祝日間を国民の多くは、海外旅行などの旅行や、コンサートや芸能鑑賞などの娯楽に使ったりしていて、憲法についての議論どころではない。
もっともそれは富裕族や若者