映画「女は二度決断する」

 新聞の映画評などで「ナチ」とか「ナチス」の文言が目に入ると、それだけで反応してしまうのだが、この映画のキーワードのひとつは「ネオナチ」だからナチス映画ではない。

 舞台はドイツ・ハンブルク。カティアはトルコ系移民ヌーリと結婚し、息子ロッコと3人で平穏に暮らしていた。ある日、ロッコをヌーリの事務所に預け、クルマで出掛けたが、これが、ヌーリとロッコを見た最後になってしまった。ヌーリの事務所に戻ってみたら、爆発事件が発生し、二人とも犠牲になったと警察に告げられた。カティアは即座にネオナチのしわざと口し、犯人もほどなく逮捕されたが、ネオナチのターゲットになる