「渡瀬凌雲展」

「田辺市立美術館」で開催されている「渡瀬凌雲展」を見に出かけた。
日本画家で亡くなった時は、日本南画院副理事長だった渡瀬凌雲(1904~1980、本名・幸茂)。美術年鑑などを見ると彼は長野県生まれとなっているが、父親は熊野古道沿いの中辺路出身で、本人も後に新宮などに居を構えた。当然ながら、熊野を題材にした作品も多く、田辺市にもうひとつある「なかへち美術館」にも作品が多く所蔵されている。そちらの方にも一〇年ほど前に見に出かけたことがあったが、今回は知り合いの市立図書館の司書さんから招待券をいただいた。
今回の展示は1958年、彼が文化交流と南画の紹介のため