飯笊をとはれてよめぬ拡大鏡

「ザル」という音は何だか間が抜けている。
いい意味で使うことはほとんどない。

しかし、「笊」という漢字は何だか好感がもてる。
どこか涼しげで、シャープな竹細工の雰囲気がある。

小学3年生の孫に「飯笊」の読みを聞かれて、読めもせず、意味もわからなかった。

「!?」
身近な生活から消えて久しくなった。
すぐには分からなかった。
小学生時代が思い出されて懐かしい。


かろやかにすべる門扉の梅雨入かな
※ 我が家の古びた金属製の門扉が梅雨の間だけ軽やかになる。雨戸も。

カテゴリ:日常・住まい