バナナ物語


前回の日記で桃について書いてみたら、相互お気に入りさんのコメントおよび返信にリンゴやらバナナが出てきたので、今日はバナナについて書いてみます。小学校4~5年生の頃だったと思いますが、私はバナナが大好きでした。今は胸焼けしたり便通が良くなりすぎたりするのでめったに食べませんが、戦争が終わって十数年経た頃のバナナは子供たちにとって甘みと独特の香りを持つ高級おやつでした。

父親は当時の電電公社に勤めていたので、まったくの中流生活でしたが、この父親が大酒飲みで酔っぱらって帰ってくると、なぜかバナナのひと房を持っていたのです。飲み屋街から抜けたあたりに飯塚青果