五色の瑞雲に導かれる22番平等寺

太龍寺ロープウェイの麓にある宿に泊まり、徳島駅行きのバスと遍路路を4.6キロほど歩いて22番の平等寺に着いた。お寺の山門には「結縁の綱」というご本尊の薬師如来の右手に握られた五色布と麻縄でむすばれている。山門でその綱にふれるだけでお参りをしたという功徳があるとされる。ご本尊は弘法大師が修行中に五色の彩雲とともに薬師如来が現れ、感動した空海は杖で近くに井戸を掘られ、その水で身を清められたのちに薬師如来坐像を刻まれた、という。このお寺の見どころは弘法大師が杖で掘られた井戸がある。当時は乳白色だったが今は無職透明な水が湧き出ている。この水は「弘法の水」と言われ