ペイシェント

今朝私は病院で診察を待っていた。
診察室の前の広い廊下にはソファベンチがあってたくさんの人が順番を待っていた。
あまり人が多いので、とっくに早く帰れるなんて諦めていた。
看護士さんが出てきて私の名前を呼ぶ。
はーいと答えると、名前と生年月日の確認だった。
そして、診察の前に検査をいくつかしますからこのままお待ちくださいと言った。
1時間半ほど経って、廊下の奥の方から看護士さんだか検査技師だかの女性が私の名を呼びながら近づいてきた。
はいと手を挙げる。
その女性、また同じように生年月日を聞いてきた。
その女性についていくと検査室があり、そこでまた待てという