なかなか興味深い内容の本です。
敗戦後の日本における護憲派、改憲派の双方の論客にとって、もしかしたら痛いところを突いているともいえます。
多くの人が薄々感じていたことを、つまびらかにしています。
例えば護憲派の多くは、実質アメリカの監修のもとに創られた日本国憲法を必死に守ろうとしていますが、現政権=改憲派のアメリカ追従も非難しているわけです。
現政権、阿部さんを中心とした改憲派は親米でありながら、アメリカの都合でつくった日本国憲法は、日本人自らの手でつくり直すべきであると主張してもいます。
双方ともに捻じれてますよね。
政治家としての矜持よ