奪衣婆(だつえば)の棲む湖

昨日の続き

アクセルを踏み込み、行列が出来る前に 何とか目指すラーメン店に着くことができた。
食べ始めた頃には、次から次へと客が入りほぼ満席になった。

そして次に目指すのは、北海道の象徴とも言える神の湖、摩周湖だ。
直線道路をグングン上がるとPの入口で私が奪衣婆(だつえば)と陰口を叩いている駐車場係の婆さんが手を出した。

奪衣婆とは、死者が三途の川を渡る時に服を全部剥ぎ取る婆さんのことだ。

摩周湖が霧で全く見えなくてもヌーッと現れて「500円」と手を出す。

ところが奪衣婆は寒さに弱いのか、雪が降ると その姿は消えてPが出入り自由になるのだ。