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イタリア旅行の時知り合った友がいた。

彼女は職場の友人と三人連れだった。
他の二人は冷淡とは言わないが、寧ろ胡散気に距離を置いて私に接していた。
だが、彼女は一人参加の私に何かと気遣ってくれた。

フリータイムの時にコモ湖行きを誘ってくれたのも彼女だった。
体力が落ちて、スポーツインストラクターの彼女たちのスピードについていくのが辛そうな私を、常に心配気に振り返って言葉掛けをしてくれたものだ。

海外旅行を趣味としていた一人参加の私に興味もあったのかもしれない。

帰国のちも珍しく連絡を取り合って、友として交