親娘相撲

PCの前でメールを読んでいたら、寝起き顔のスリスリが突然入ってきて「お父さん」と云いながら何故か半べそ状態で私に抱きついた。

いつも私が近付くと汚物を見るような目で距離をとり「一緒に寝ようか」と云うと軽蔑の眼差し。
「一緒にお風呂入ろうよ」と云うと「バカじゃないの?」と云うスリスリが自分の方からハグしてくるなんて、前代未聞の珍事だ。

「何だ? どうしたんだ?」と訊くと、どうやら私と激しい口論をしたようで、それが夢だったことが判り、事実では無いと知ってホッとして私の所に来たらしい。

「そうか、そうか よしよし大丈夫、大丈夫。」と娘を何年ぶりかでハグし