我が家のハチ公物語 第2話 生い立ち

保護者のMさんによると、ハチは長居公園で棄てられた仔猫として梅雨頃に発見されました。
Mさんグループが保護を検討した矢先、ある雌のサクラ猫がハチの面倒を見始めました。
両者は全くの他人同士です。
サクラ猫はハチを我が子のように世話し、ハチも甘え頼っていました。
食事も何とか確保出来ており、心配はないようで、もう少し成長したら、獣医さんの助けで去勢する予定でした。

悲劇は突然やって来ました。
そのサクラ猫、つまり代理母の雌猫が、毒殺されたのです。
何者かが仕込んだ毒入りの竹輪に手を出し、Mさんたちが発見した時は息絶え、傍らでハチが途方に暮れていたといいま