歌恩の縁

今年の沖縄宮古民謡協会芸能祭に於いて、
上地徳於・石原朝泰・朽木幸子民謡研究所は、
「佐良浜ぬ走馬(さらはまぬはいみゃ)」を披露しました。

「はいま(走馬)」は、蟹に人生を投影した歌で、しばしば演奏されますが、その元歌または別歌が、伊良部島佐良浜に伝わると聞いた石原朝泰先生が、現地にお住まいの浜川孝之先生を訪ねて教わり、私たちに伝えてくださったものです。
ご高齢の浜川先生は、その後ほどなく、惜しくも亡くなられました。

先日、宮古島の宮古民謡協会芸能祭に招かれた際に、「佐良浜ぬ走馬」を含むCD(朝泰先生)を捧げ線香をあげに浜川先生の旧宅を訪問しました。