お任せエッセイ 夫の入院話 3回目

さて、ここまではダンナの本格的治療の前段階のちょっとしたお遊びであった。

*12月3日、月曜日、満を持して(多分医者たちが)ステント挿入当日となった。私も7時45分にはタクシーで出発。

しかし待ち惚けとなり、ダンナも飲まず食わずで待つこと数時間、やっと13時から始まったらしい。出てきたのが夕方5時ごろ。

4時間ぶっ続けでステントを続々と、まるで消音ピストルの様に打ち込まれたという。次々にステントの大きさを変えて最後はかなり大きなサイズであったらしい、何しろ、唯一背中側に生きている冠動脈なのだ。これが医者も驚くほど硬化してしまっていたのだ。他の動脈は