「律令時代の東山道、武蔵路の面影を求めて」

律令時代とは律令制度が国の隅々までよく行われた時代を言います。
この時代は大宝律令が施行された701年 から平安時代の10世紀後半まで200年余り続きました。
律令制度では近畿地方を5つに分け、全国を7つの広域地方行政区画に分けました。それを五畿七道と言いますが、7つの行政区は東海道、東山道、北陸道、山陰道、山陽道、南海道、西海道と言います。ここで道というのはその道路の両側にある地方行政区を意味します。現在の北海道というような使い方です。道の意味は現在の街道という意味もありましたので2重の意味があったのです。

律令国家の一つであった武蔵国は始め東山道