愛しき君...汝はエクレア

ベッドから手を伸ばし、手探りでエアコンのリモコンを探していると、
横で眠っていた愛猫のコティーが目を覚まし、私の胸に乗ってきて顔をペロペロしてくる。

コティーの頬、喉を撫でると
喉をゴロゴロ鳴らして恍惚の表情をみ見せる。
コティーと私の、変わらぬ朝の挨拶である。
「わるいな、今日は忙しいからあまりかまってやれないんだよ」

この時期、山中湖の最低気温は氷点下10度前後になる。
寒冷地仕様のエアコンがやっと暖かい風を吹き出し始めた。
私はベッドから起き出し、照明をON、足元にまとわりつくコティーの朝食を用意してから自分の朝食に取り掛かる。

ミルクティー