連載:マザー・テレサ

いつもほほえみを

なんでもないほほえみが及ぼす効果には
はかりしれないものがあります。
マザー・テレサ

中学生の頃、人をよく批判する、生徒たちに少し嫌われ者の教師がいました。
何かことあるごとに人を気分悪くさせるので、生徒たちは誰もが苦手な先生になっていました。

田舎の教師には個性的な人が多くいました。
先生は偉いんだという時代でしたから、
子どもたちは善悪についての判断基準もなく、従っていました。

三年生になったある時、進路の相談をしていた時でした。

この教師がわたしに
「お前なあ~、いつも笑顔でいるなあ。お前の笑顔はいいなあ~救いだ~」
と言いました。

そう