短歌の結社を、放逐されたかのように出奔し、ますますわがままに作ってきた短歌ですが、いやはや惨憺たるものです。
落ち穂拾いといえば、通常、立派に収穫した後の残り物の中から何とかまあまあと言うのものを拾い上げる行為ですが、ここではさにあらず。
所詮ガラクタの中から何とかすれすれに短歌と呼べそうなものを拾いました。いやはや。
*2018年5月6月 「自然はほほえむ」
終焉の地と思ひたる千葉の地の裏側にもあり天の思惑
かくも美(は)し かくも溢るる惠み得て かしこみおそるるみどりの不思議
望みなしと森に座す身を岩山ゆ たれか見下ろす苦境も愉しめ