生命系の進化論 独占欲-23

 6.7研究所に勤める作業員のワヤ君 

作業員、ワヤ君の体験 

同じ発想の仲間の集まりでは、局面を打開できない。変わり者の発想は、論理的に結構真実を言っていることがあり、課題の解決につながる事が多い。『情および常識で事を運べば、何時かは破綻する。無から有を生み出してくれ。失敗は皆の成果だ。決して隠さないように。』

会社のこんな言葉に乗せられて、まさかを可能にしようと、アイデアを基に、ウィスカ試作に挑戦した。

方法は簡単、10ml/minの窒素ガスに四塩化チタンを乗せ、アスベスト製の環状電気炉内を通しながら2日間、ゆっくり成長させる。

装置は、不