森永卓郎著『なぜ日本だけが成長できないのか』読了


テレビのバラエティー番組にも度々出演し、軽いノリでオタクな一面を見せたりしている経済アナリストの著者ですが、この本はかなりヤバイところを突いています。

変な言い方ですが、身の安全を心配してしまう感じです。

新自由主義、グローバリズム、アメリカ従属…そして、低迷する日本経済。

日本のGDPが世界のGDPに占める割合は、1995年に17.5%に達していた。それが、2016年には6.5%にまで落ち込んでいる。

実に21年間で1/3近くまで縮小しているというのです。

その原因は、円の為替レートを強制的に引き上げられた1985年のプラザ合意にまで遡り、