連載:宗教2

それは考えてはならない 釈尊は徹底的に拒否した (自分のためのメモ)

仏教の開祖である釈尊は、超常現象や奇跡や、霊魂にかかわる問答などを徹底的に拒否した。そのことの意味を改めて思い起こす。

もし奇跡をおこすことを根拠に、救世主である、神であると認めることがあるなら、それは日常が平凡で普通で、なにごともなく退屈に過ぎ去ることを、とても嫌っていることの例証になる。それから脱したい、つくづく嫌だと思っているだろう。奇跡こそ貴いと。

霊魂があるとするなら、死んでもそのままあの世に行き、今までどおりに生活できると期待するこころがあるということである。友や肉親の死を前に、このようなことがあってはならない、自分はそうはならないと、死