ここ数日の読書

4月11日 中村逸郎著『ろくでなしのロシア-プーチンとロシア正教』講談社
 昨年の北海学園大学公開講座の「世界の言語と文化のモザイクを眺める」のロシア語、寺田吉孝教授に教えていただいた本。今年も受講するので、読んでおかねばと図書館から借りて読んだ。
 ロシア正教とプーチンとの関係を解き明かしている。共産主義によって否定された宗教が息を吹き返してきた背景に、もちろん民衆の宗教に心を寄せざるを得ない頗る厳しい背景もあるが、ロシア正教が生き残るために、酒、たばこ、日常用品の販売を通して組織運営の財源を得ていること。
 アルコール中毒に陥っている信者に酒を買わせ