徘徊

義理の兄が居なくなった。警察犬も導入されて大捜索をしたが見つからず、流石の警察犬も疲労困憊。

夜が明けたら再捜索しますと警察の人達が引き揚げた後、どうしたものかと話していると、当の本人がひょっこりと帰って来た。

吉備津神社へ行って来たと言う。片道で15キロほどの行程。認知症の兄が徒歩で30キロ余りをどうやっていたのやら。

無事を喜ぶ傍らで、明日は我が身と痛切に思った。

カテゴリ:日常・住まい