髪揺れて渚に佇むシルエット アロマ
野の朝日山の夕日を夏休 三橋敏雄
群青の空の下は茜色水平線に黒い島影 アロマ
ゆく夏の幾山越えて夕日去る 飯田龍太
宵の縁側で西瓜食べた夏 アロマ
ブルーハーバリウム白い貝殻入れて アロマ
ピクルスをサラダに添えて夏の午後 アロマ
夏夕日石柱青き薔薇をまとふ 太田鴻村 穂国
夏雲の夕日のうへをとびて暮れぬ 石橋辰之助 山暦
夕日に夏からの崖の人夫ら シヤツと雑草 栗林一石路
蘆原に夏のきはまる夕日かな 松村蒼石 雪
逝く夏や夕日あたれる松の