片手で軽々と
さて、四苦八苦した、蛇口の取り付け。
それが、片手でひょいと持ち、接続口に当てると、いつの間にか、するするとねじを回して、次の瞬間、ちゃんと蛇口がつながっていた。
あっけに取られた。
技師は、ニコッと微笑み、「プロですから」と一言漏らした。
あれだけ、30分近く悪戦苦闘したものが、うそのようにハマっていた。
作業が一段落すると、会社の概略、事業内容、料金設定などの説明を受ける。
パンフレットをもらい、見ると安い価格が載っていた。
信頼できそうだと姉と二人でうなずき、安心した。
さすが、技術者と思った。
片手での妙技に、脱帽。