古刹と花菖蒲

隣市の北山公園にかなり広大な菖蒲園があるので行くことにした。今回は菖蒲もさることながら、有名な古刹があるのを以前から聞いており、先にそちらへ。

古刹の名は「正福寺地蔵堂」、寺の創建は鎌倉時代中期と伝えられ、室町時代建立の「地蔵堂」は、国宝の指定を受けている。禅宗様仏殿の代表作の一つだそうで、入母屋造りの重厚な屋根のそりが美しく、構造・意匠ともに禅宗様の特色(波形欄間、花頭窓、扇垂木など)が顕著に見られる、とのことだった。中にはご本尊の地蔵菩薩像のほか、多くの小地蔵尊像が安置されているそうだが、年数回の公開日にしか拝観はできない。いつかチャンスがあったら