第133回新趣俳句会

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第133回新趣俳句会 八月
兼題は「蝉」(傍題一切を含む)
やがて死ぬけしきは見えず蝉の声
芭蕉
閑さや岩にしみ入る蝉の声
芭蕉
いでや我よきぬのきたり蝉衣
芭蕉
撞鐘もひゞくやうなり蝉の声 
芭蕉
蝉の音をこぼす梢のあらしかな
支孝
耳底に蝉はまだ啼く枕かな
蓼太
母と住む木陰の里や夜の蝉
素郷
蝉涼し絵馬の天人身を横に
松本たかし
幾万の蝉死に絶えて風の音
長谷川櫂
*  蝉/初蝉/蝉時雨/朝蝉/夕蝉/夜蝉/油蝉/みんみん蝉
/熊蝉/蝉捕り/深山蝉・・・
夏、樹木などにへばりついてやかましく鳴声を立てる虫。
多くの蝉がいっせいに鳴く騒がしさ