故人であるミヒャエル・エンデ作「モモ」から雷に射抜かれた様な感銘を受けた。(マジで!(°_°))
児童文学の最高傑作なのだが、恥ずかしながら最近まで存在すら知らなかった。紹介してくれた友人に深く感謝したい。
驚かされたのは児童文学でありながら時間とは何かを問いかけ、時間は命の本質であることを謳い上げている。
物語の骨格は、時間泥棒と其れを取り返す不思議な能力を持つ少女の話だ。しかし、エンデは文学者であり稀代の経済学者でもあった。盗まれた時間が暗示するのは、資本主義的貨幣経済体制が蝕む心の闇なのだ。
そしてモモの能力によって人々に蘇る4つの力にエン