暗黙の了解

 日本の伝統的な社会には長年にわたる暗黙の了解が存在していた。例えば、電車に乗って自分が座っていてお年寄りの方が前に来れば席を譲るのが普通だった。自分も41歳まで電車通勤していたがそれが暗黙の了解だった。
 農用地に接した農道や用水路とその土上げ敷も私有地ではないが草刈りするのが暗黙の了解だった。道路や水を利用する水田のお米つくりを両方でしていれば問題ない。
 しかし片方が米つくりをやめても暗黙の了解が残っている(1~2)。仕方なく、自分がやれる間はと思い先ほど刈りはらってきた(3)。別に罰則があるわけではない、年寄りに席を譲る暗黙の了解が崩れたように私