「がいなもん 松浦武四郎一代」河治 和香著 伝記小説
装画はりんたろう富樫倫太郎のすてきな装丁。
と、
がいなもんって何だろうと、つい、つい、知りたい、気持ちから
図書館で、手にとり帰宅。読み切ってしまいました。
聞きなれない・耳なれないその音の響きは
作中
*「まったく、旦那さんは、がいやもんやったのぅ」
「がいなもんってなんですか」
*「がいなもんちゅうのは、伊勢のほうでは、
途方もない、とか、とんでもない、って意味ですなぁ」との会話文があります。
まず著者ですが、晩年の武四郎が大作「武四郎涅槃図」の製作を依頼していた
浮絵師の河鍋暁斎(