増税対策のポイント還元で、日本の劣化があらためて露呈された

 日本人は「几帳面」といわれる。ビジネスの世界では、「納期」がなにより重視される。電車が2分遅れただけで、車掌が「遅れましてまことに申し訳ありませんでした」を繰り返す。それが、消費税が2%増税されたことによる景気悪化対策の「ポイント還元」では、どこが「几帳面」なの、と首をかしげたくなる失態が連日報じられれている。

 翼賛メディアは「どれだけおトクか」とこれだけを強調し、増税そのものの問題の隠蔽にこれ努めているが、ポイント還元が来年6月までものであることには、あまり触れない。

 2日付けの沖縄タイムズには、こんな記事があった。

* * * * * *