境内は紅葉始まり騎馬の像


 金秋の鍋を煮くづす煮とろかす  佐々木六戈 百韻反故 わたくし雨

 飯うまき三秋も早や半ばかな  高澤良一 寒暑

 鳥葬のための鷲舞ふ素秋かな  佐川広治

 いふがほや秋は色々のふくべかな  芭蕉 選集古今句集

 うち曇秋は多けれ月今霄  高井几董

 うまおひの髭のそよろに来る秋はまなこを閉ぢて思ひ見るべし  長塚節

 かく秋は灯を低くして親しみぬ  森澄雄

 くる秋は風ばかりでもなかりけり  立花北枝

 この秋はおいらんさうの皆しろし  北原白秋

 この秋は何で年よる雲に鳥  松尾芭蕉

 この秋は何葉にそへん盆供かな  飯田蛇